タロットは些細なことでも色々伝えてくれます。

タロットは、言葉にならない声をすくい上げる不思議な占いです。
未来を当てるもの、というイメージを持たれがちですが、
実はそれだけではありません。
タロットは、
本人さえ気づいていない小さな違和感を、
そっと映し出してくれることがあります。
先日、去年ご出産されたママさんが鑑定にお越しくださいました。
いくつか鑑定をさせていただいたあと、少し時間が余りましたので、
「よろしければ、赤ちゃんのお気持ちも見てみましょうか?」
とお声がけしました。
すると、迷いのない笑顔で
「わあ~聞いてみたい!ぜひお願いします!」とのお返事。
早速カードを切り、展開していく中で、
ふと目に留まったのが
ソードの3 と ソードの4の逆位置でした。
ソードの3は、ハートに剣が3本刺さっているカードです。一般的には「心の痛み」や「傷」を表すカードです。
けれど、今タロットに気持ちを聞いているのは、まだ生まれて数か月の赤ちゃん。
「こんなに傷ついているはずはないよなぁ」
そう思いながら、カードを眺めていました。
その時です。
ソードの3に描かれた赤いハートが、
赤ちゃんのお尻のように見えたのです。
そして、ソードの4。
正位置であれば「休息」「眠り」。
しかし、今回は逆位置。行動を始めるという意味にはとらず、
「休みたいのに休めない」
「眠りたいのに、眠れない」と感じました。
理屈ではなく、感覚として
言葉がふっと浮かびました。
「赤ちゃん、お尻がピリピリしていて、
それが気になって眠れないって言ってますよ」
その瞬間、ママさんが驚いた表情でこうおっしゃいました。
「えっ……今、ちょうどお尻にひどい湿疹ができているんです。
それに、最近よく目を覚ますんですよ」
タロットは、
大きな運命だけを語るものではありません。
こうした日常の、ごく小さな不調や、
言葉にできないサインも、
必要な時には、ちゃんと教えてくれるのです。
思い返せば、占い館に勤めていた頃にも
似たような出来事がありました。
若い女の子に
「未来の彼氏はどんな人ですか?」と尋ねられ、
カードを切った時のことです。
その時に出たのは、
なんとタワーのカード。
崩壊、破壊、価値観の転換を意味するカードです。
(え? 顔が崩壊している彼氏?(笑)
もちろん、そんな読み方をするはずもありません。
カードを静かに眺めていると、
突然「ロック」という言葉が、
雷のように降りてきました。
「未来の彼氏、ロックやってる人かも。
しかも、ヘビーメタルっぽいよ」
そう伝えると、彼女は半信半疑でした。
ところが2か月後、
彼女は嬉しそうにこう報告してくれたのです。
「ヘビメタやってる男の子と付き合いました!むっちゃカッコいいんですよ~💛
今後どうなるか、占ってください!」
タロットは、
絵柄の意味だけをなぞるのではなく、
その人、その状況、その空気の中で
カードが何を語ろうとしているのか、その場で何を感じ取れるかが大切です。
私はタロットで、お相手の心のつぶやきなども聞きますが、普段その方が口癖のように言っていることも出てきたりしてクライアント様に驚かれます。(笑)
今ここにある気持ちをすくい上げ、
気づきを与えてくれる、
タロットはとても繊細で、優しいツールなのだと
私は日々、感じています。