私は基本的に、人生には「幸・不幸」というものが、
もちろん、そう簡単には言えない出来事もあります。
けれど多くの場合、同じ出来事でも、どう捉えるかによって、
本当は幸せなのに、それに気づいていない。
すぐそばにある幸せが、見えなくなっている。
鑑定をしていると、そんな方も少なくないように感じます。
「この人と一緒にいて、本当にいいのでしょうか?」
「この人と結婚して、正解だったのでしょうか?」
そんなご相談をいただくことがあります。
でも、そこで一度考えてみてほしいのです。
あなたは、お相手のことをどんな角度から見ていますか?
例えば、相手が甘えてくる。
それを
「可愛い人だな」と捉えるのか、
「頼りない人だな」と捉えるのか。
自分の好きなものを作ってくれなかった。
それを
「私の好きなものを分かってくれていない」と捉えるのか、
「これを美味しいと思って、私にも食べさせたかったのかな」
同じ出来事でも、見え方はまるで違います。
前者には「不満」が生まれ、
後者には「感謝」が生まれます。
自分の理想通りになることだけが、幸せなのでしょうか。
相手の行動が、相手なりの思いやりから生まれたものであるなら、
それに気づくこともまた、一つの幸せなのではないでしょうか。
だから、何かに不満を感じたとき。
すぐに「〇〇してくれなかった」と結論を出す前に、逆に
「この人は、どんな気持ちでこれをしてくれたのだろう?」
と、ほんの少し慮ってみる。
そこから、
メーテルリンクの『青い鳥』では、チルチルとミチルが「
いろいろな場所を巡り、探し続けた末に気づくのは、
探していた青い鳥は、実はとても身近なところにいたということ。
幸せも、これとよく似ているのかもしれません。
「もっといい人がいるのでは?」
「もっと違う人生なら幸せなのでは?」
「ここではない、どこかに幸せがあるのでは?」
そうやって私たちは、ときに遠くばかりを見てしまいます。
けれど、
案外、もう自分のそばにあるのかもしれません。
ただ、いつもの角度からでは見えていないだけ。
少し見る角度を変えれば、
「ああ、こんなところにあったんだ」
と気づく幸せもあります。
幸せ探しの旅は、遠くへ行く旅ではなく、
今あるものを、もう一度見つめ直す旅なのかもしれません。
ご自身が幸せなのか、わからなくなったときは、
今までとは少し違う角度から、
あなたの人生を一緒に眺めてみましょう。
あなたの「青い鳥」は、
案外すぐそばにいるかもしれません。

