人は、生まれながらに完成された存在ではありません。
誰もが、磨かれる前の「原石」として、この世に生まれてきます。
「艱難汝を玉にす(かんなんなんじをたまにす)」
この言葉は、
苦難や試練を乗り越えることで、人は磨かれ、
やがて宝石のように光を放つ存在へと成長していく。
逆に言えば、磨かれなければ、原石はただの石ころのままです。
生きるということは、
喜びよりもむしろ、辛さや悲しさ、
宝石は、一気に磨かれることはありません。
水をかけながら、少しずつ、少しずつ削られていきます。
その水が、涙です。
痛みを伴い、涙を流しながら、
人は自分でも気づかぬうちに、角を削られ、光を宿していきます。
私自身も、人生の中で約20年にわたる「研磨の時期」
四柱推命でいう大運の流れの中でも、
その期間、何度も「消えてしまいたい」と思いました。
それほど、苦しく、逃げ場のない時間でした。
けれど今、はっきりと言えます。
あの研磨があったからこそ、今の私があります。
輝いているかどうかは分かりません。
けれど、確実に、以前よりも丸く、しなやかになりました。
人は、磨かれている最中には、自分の価値が見えません。
むしろ、「削られている」「奪われている」と感じるものです。
それでも、今が研磨の途中なのだとしたら。
その先には、必ず光る瞬間が待っています。
どうか今、苦しみの中にいる方がいたら、
「私は今、磨かれている途中なんだ」
そう思って、ほんの少し前を向いてみてください。
その時間は、決して無駄ではありません。
必ず、あなた自身の輝きへとつながっていきます。
