若かりし頃。
作家の 中谷彰宏 さんの講演会に足を運んだことがあります。
そのときに聞いた、ひとつのエピソードが、 今でも心に残っています。
こんなお話でした。
ある外国の男性が、店員に勧められるままに、 着る予定もないのにタキシードを仕立てたそうです。
「お前、タキシードなんて、いつ着るんだい?」
周りの人たちは大笑い。
ところが、その後です。
彼の人生には、タキシードを着るような出来事が、 次々と起こり始めたのです。
まだ現実は整っていない。
けれど、先に「その世界にふさわしい行動」を取ることで、 人は少しずつ、その人生に染まっていく。
そんなお話だったと記憶しています。
思えば私自身も、この考え方に、 知らず知らず影響を受けていたのかもしれません。
まだ占い館に勤めていて、独立のあても何もなかった頃から、「 1人ビジネスの教科書」を読んでいたり。
結婚もしていないのに、「赤ちゃんの絶対音感」 のCDを探してみたり。
当時は、ただの先走りに見えたかもしれません。
けれど結果として、私は一人で鑑定所を運営し、結婚し、 息子にも恵まれました。
そして、その息子は絶対音感を持っています。
これは、未来からの逆算だったのかもしれませんね。
だから私は、パートナーを探しているお客様に、 よくこのお話をします。
「まずは、デートに着ていく服を、もう探しに行ってくださいね」 と。
道は、誰かに用意されるものではありません。
自分で、一歩ずつ、作っていくもの。
どうか、理想の道を、自分の足で歩いていってくださいね。
