長い間鑑定をしておりますと、時折、
私はよく、
「占いは信号機のようなもの」
とお伝えしています。
こちらへ進めば赤信号。 そちらへ進めば青信号。
占い師の役割は、その先にある景色や流れをお伝えすることです。
けれども、
「こちらが正解です」 「絶対にこうしてください」
とは言いません。
最終的にどの道を選ぶかは、お客様ご自身の人生だからです。
先日、とても良い生年月日をお持ちの方がいらっしゃいました。
現在関わっている方との関係についてのご相談です。
正直なところ、その方の命式から見ても、
タロットや易を見ても、
そのため、見えたままを正直にお伝えしました。
ですが、もちろん気持ちはそんなに簡単なものではありません。
その方には、その方なりの愛情があり、
私はいつもコラムで、
「人の気持ちはデジタルではなくアナログ」
と書いています。
頭では分かっていても、
「分かりました。では次に行きます!」
と、ボタン一つで切り替えられるものではないのです。
ですので、
「今は無理に決めなくても良いと思います。
とお伝えしました。
鑑定後、
「本当は全面的に応援して欲しかったのかな。」
「占いの結果とはいえ、聞きたくないこともあっただろうな。」
そんなことを考えていました。
そして、ふと思うのです。
何が本当の幸せなのだろう、と。
たとえその方と結婚できなくても、
周囲から見ればもったいない選択に見えても、
私には、この先の流れがある程度見えています。
だからこそ、
「もっと良い未来があるのに」
と、悔しく感じることもあります。
けれど、それは私の人生ではありません。
私の役目は未来をお伝えすること。
そして、お客様がご自身の意思で選んだ人生を尊重すること。
幸せを願うからこそ、
占い師という仕事は、未来を当てること以上に、
「相手の人生を信じて見守ること」
が求められる仕事なのかもしれませんね。

