なぜ人は、不安になるのでしょうか。
それは
「この苦しい状態が、ずっと続いたらどうしよう」
そう思ってしまうからかもしれません。
未来が見えない時、
人の心は、最も苦しくなります。
けれど、私が日々用いている「周易」には、
こんな考え方があります。
変易
すべてのものは、常に変化し続けていてそれは変わらないということ。
たとえば、大好きな人を想い続ける気持ちも、
ある日ふと
「もう、これでいいかな」
と、心境が変わる瞬間が訪れることがあります。
想っているのは苦しい。
けれど、変わってしまうのも怖い。
その狭間で揺れ動いていたとしても、
時の流れは、非情でありながら、
同時に、とても優しく、
私たちを次の場所へと運んでいきます。
変化することに、
無理に抗う必要はないのかもしれません。
大きな流れを、少し俯瞰してみる。
すると、
今まで見えていなかった風景が、
ふっと立ち上がってくることがあります。
不安とは、
変化の手前で立ち止まっている心の姿。
もし今、苦しさの中にいるなら、
「変わっていく途中なのだ」
そう思ってみてください。
それだけで、
心の重さが、ほんの少し和らぐこともあるのです。
