言葉は毒にも薬にもなる

「センスがな〜。」
これは、風水をご指導を受け始めて間もない頃、ある項目を習った際に先生がおっしゃった一言です。
その当時の私は、その項目を理解できず、「センスがな~」という言葉に深く傷つきました。
でも、私は元々「鍛えられることで伸びる」生年月日(笑)。
「ならば、できるようになってやろうじゃないの!」
そう思い、自分で問題集を作り、何度も何度も練習しました。
「先生、できました!見てください!」
そう送ったものの、授業外だったからでしょうか、見事にスルーされました(笑)。
それでも努力は裏切りません。
苦手だった項目は理解できるようになり、その後も厳しく鍛えていただいたおかげで、風水を習得することができました。
今振り返れば、あの厳しいご指導も私を育てようとしてくださったからこそ。
先生には心から感謝しています。
とはいえ、あの指導法は私だから耐えられたのかもしれません。 多くの方は、途中で心が折れてしまうでしょう。
だから私は、生徒さんやご相談者様に対して、相手を傷つけるような言葉で指導することはしません。
もちろん、お伝えすべきことはきちんとお話しします。
でも、厳しすぎる言葉は人を萎縮させ、本来できることまでできなくしてしまうことがあるからです。
私は言葉を使う仕事をしています。
だからこそ、 「この方には、どんな言葉なら前を向いていただけるだろう。」 「どんな伝え方なら、ご自身の力を信じられるようになるだろう。
そんなことを意識しながら、一つひとつの言葉を選んでいます。
これは鑑定だけではなく、私たちの日常にも言えることです。
人は、自分が傷ついた時ほど、「同じだけ傷つけば分かってくれるはず」と強い言葉をぶつけてしまいがちです。
でも、それでは相手の心は閉ざされるだけ。
「覆水盆に返らず」という言葉があるように、一度口にした言葉は元には戻りません。
傷つけ合えば、お互いの傷が深くなるだけです。
もし、その相手と今後一切関わらない覚悟があるのなら、思いの丈をぶつけてもよいのかもしれません。
でも、これからも関係を続けていきたい大切な人なら、一歩手前で言葉を止める勇気も必要ではないでしょうか。
言葉には、人を傷つける力があります。
そして同じくらい、人の心を温め、勇気づけ、人生を変える力もあります。
言葉は魔法です。
良い魔法をつかって幸せになりましょう!