知る者は言わず、言う者は知らず

「知る者は言わず、言う者は知らず」
老子の言葉です。
「本当に分かっている人ほど、むやみに語らない。やたらと言い立てる人ほど、本質を分かっていない」
そんな意味合いの言葉です。

不思議なもので、少し知識を得たときほど、人は自信満々になったりします。

ところが、本当にその世界を深く知っていくと、簡単にはものを言えなくなることがあります。

最近、通信講座で四柱推命を学ばれた方が、私の鑑定について、
「こうではないですか?」
と、ご意見されました。
「なんだかなぁ~? そんなこと言う?」
真剣に取り合うのもバカバカしいので、
「流派で違いますからね。」
と、かわしておきました。(笑)

少し学んだ頃ほど、「分かった」と思いやすいものなのかもしれません。

けれど、学びとは実に奥深いものです。

知れば知るほど、
「あぁいう見方もできるか?」 「いや、もしかしたらこうかも?」
と、考察する角度が増えていきます。

現に私自身、昔見た命式を振り返ると、当時は、
「これはこうだ!」
と断定していたものがあります。

ところが今なら、
「もしかしたら、こちらの可能性もあるな」 「この条件まで考えると、別の読み方もできるかもしれない」
と、さらに深く考えるようになりました。
思考が練れてくる、とでも言いますか。
経験を重ねるほど、答えが単純になるのではなく、むしろ見えるものが増えていく。
だからこそ、学びの楽しみは尽きません。

四柱推命も、タロットも、易も、風水も。
知れば知るほど、その先にまた知らない世界が現れます。

きっと今世だけでは足りないはず。
来世もまた占いに携わって、今世でやり残した続きを学べたらいいなぁ。
そんなことを願う、今日この頃です。(笑)